2008-02-23

オフショア開発を成功させたい(2)

工程管理、ソ設計、ソ製作、ソ試験、オフショア開発窓口、製品保守業務、他雑務を計3人で行っていましたが、その後諸事情により体制変更が相次ぎ、結果一部業務を製外にシフトし、現在担当者1人。(俺)
一部業務を製外にシフトしたとしても、もちろんそこで新たに製外のマネジメントという仕事が発生。明らかにキャパを超えていると思いつつも、そこは自分の成長のためと割切り気合いで走ってきましたがそろそろキレます。

そして本日気付きました・・・、これまで、オフショア開発を円滑に回すためにかなりのパワーを割いていたため、オフショア開発をいかに効率化し品質を確保するかを常日頃考えて来ましたが、それ以前にぶちキレるべき対象があることに・・・。

実は今のPM、オフショア開発のマネジメント経験がない・・・。つまりはオフショア開発にはどの程度の労力があるか全く理解していない。完全に日本製外に依頼するよりも少し手がかかる程度。にしか考えていない。
故に、完全に苦労を理解できない。

普段それぞれの作業の都合上コミュニケーションを取る時間が不足がちのため、少し時間を割いてでも毎週の報告書にはこの悪戦苦闘具合、工程の進捗率、製外を含めた日本側の負荷状況を事細かに書き上げていたにも関わらず、読んでいないことに本日気付く。もちろん、口頭でも最低限、日本側の負荷状況と進捗については伝えてたのに・・・。


1月初旬の工程表をみてPMから一言。
「前、オンスケって言ってたじゃん。」


・・・。
頼む、死んでくれ。
正直、自分がわらかない仕事を全部人に押し付けておいて、そりゃない。
キレるべき相手が誰だか判明した瞬間。
「プロジェクトは日々刻々と変化する生き物のようなもの。」というのは常識。
こっちがどんだけ苦労してるかも知らずに・・・。



中国からの品質云々を言う前に、現状の体制にかなり難有り。
今までは人数がいたから、特段問題なくまわっていたけれど・・・。

つまりは、
「敵は外ではなく、内にいた。」
ということ。






さて、散々愚痴ったものの、今の開発プロセスはさらに改善すべきであり、個人的にはプロジェクトマネジメントスキルの修得/向上のためにいい機会であることは確か。
だもんで、この機会を真摯に受け止め、オフショア開発について考えてみる。

まず、中国から納品されるソフトウェア品質は決していいものではないのが現状。
余計な改修作業が増えることは、都度改修仕様を作成する日本側にも負荷が増えるし、再度改修作業を行う中国側も余計な負荷がかかり、お互い不幸な結果になることは明らか。
どう、品質を確保するか。

確かに、こちらが言ったことが正しく伝われば、その通りに作る事はできる。よって日本から提示する仕様書の品質を高めることで改善に向かうと考えられる。しかし、仕様書の品質を上げようとするとそれなりに時間と手間がかかる。仕様書だけ書いてるだけならそれでもいいけれども、実際問題他にもやることてんこ盛り。
手間暇かけて仕様書の精度を上げるのか。それとも、仕様書に作成には時間をかけず、中国が行間を読めるようになるまで、ひたすら障害改修の押しもんどうを続けるか。

・・・。

どう考えても「仕様書の精度を上げる」に限る。
こうなると、どう効率よく高品質で外国人が理解し易い仕様書を書き上げるか。これが問題。


色々とトライしつつ少し考えることにします。


さて、休日は自分自身の作業に集中できる貴重な日。
また出勤・・・(涙)

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